タイトル
ことろことろ
  • カテゴリー
  • 小説
  • 作家
  • 関谷俊博
  • 挿絵
  • 折尾はる
  • 朗読
  • 星 聖
  • 発売日
    2017-12-29
    ページ数
    17p
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    詳細説明

    第4回ショートショートコンテスト~ホラーコン~【審査員奨励賞】受賞作品

    「ことろことろ」は古い童歌だ。鬼ごっこのような遊びでもある。幼い頃、僕はこの遊びを度々やっていた。まず鬼と親を決める。他の子は親の後ろに一列に繋がる。鬼は一番後ろの子を捕らえようとする。親はそれを遮ろうとする。列は蛇の様に蠢く。鬼が一番後ろの子を捕まえたら、今度はその子が鬼となり、鬼は親となる。他の子達の序列は変わらない。つまり鬼が交代する度に、前へ前へと押し出されていくのだ。

    いつも僕達は五人の仲間で「ことろことろ」をやっていた。その日は浅葱くんが鬼で秋尾さんが親だった。僕は親のすぐ後ろに並んだ。僕の後ろには民江さん、中川くん、初見さんの順番で並んだ。
    やがて初見さんは浅葱くんに捕まって、初見さんが鬼になった。中川くんは頑張ったけれど結局、初見さんに捕まってしまった。今度は中川くんが鬼だ。すぐに僕は中川くんに捕まってしまい、鬼になってしまった。僕は一番後ろに居る子を捕まえようと頑張った。親の中川くんはなかなか上手くて、なかなか後ろの子を捕まえることができなかった。浅葱くんを捕まえた頃には、もう陽が傾いていた。

    この話の奇妙さに気がついただろうか。僕達はいつも五人で「ことろことろ」をやっていた。それは確かなことだ。だけど「ことろことろ」を始めた時、この日は仲間が六人いたのだ。途中で消えたのは誰か。それは民江さんだった――

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